Illustratorなどで作った草木のイラストレーションをAfter Effectsでゆらゆら揺らす方法をご紹介します。今回イラストレーションを用意したので、説明を見ながら一緒に作ってみましょう。やり方はとても簡単です。ではやって行きましょう!
ゆらゆら揺らす方法
今回はこのようなアニメーションを作っていきます。
イラストレーションのインポート
先ずはIllustratorで作ったイラストをインポートしましょう。AIファイルはこちらからダウンロードしてください。
左側のプロジェクトの枠内をダブルクリックするか、上のダブからインポートを選択してください。
ファイル > インポート > ファイル
設定はコンポジション
インポートする際は上の画像の様に「コンポジション」としてインポートしてください。
開いたコンポジションを開く
上にあるイラストのコンポジションを開きます。コンポジションのサイズは1920 x 1080ですので、サイズを変えたい方はコンポジションの設定から変更してください。
コンポジション > コンポジションの設定 (Command/Ctrl + K)
CC Bend it の使い方
エフェクト&プリセットから「CC Bend it」を選択してください。 こちらが今回使用していくエフェクトです。
エフェクトを適用
エフェクトをレイヤーにドラッグ&ドロップして適応させます。
2つのポイントを設定
エフェクトを適用させると、2つのマーカーポイントが出てきます。下のポイントは曲がる時の軸になるので、今回だと葉の根元に配置します。もう一つの上のポイントは曲げる要素の先端に配置します。
Bendの数値をいじるだけ
あとはエフェクトの欄にある「Bend」の数値を変更すれば左右に曲がります。簡単でとても便利ですね。
イラストが消えた
CC Bend itを適用させると、イラストや要素の位置によって見えなくなります。ですが、先程説明した2つのマーカーをきちんと配置すれば見えるようになります。
ゆらゆら揺らす
タイムラインにキーフレームを追加して左右に揺らしてみましょう。
キーフレーム追加
Bendのストップウォッチをクリックして、キーフレームを追加していきましょう。
イージング追加で動きを自然に
全てのキーフレームを選択してF9(fn + F9)でイージーイーズを追加しましょう。動きが自然になります。
キーフレームを右クリックしてのやり方はこちらです。
キーフレームアシスタンス > イージーイーズ
エフェクトをコピーアンドペースト
タイムライン上ののBendの欄をクリックして、Command/Ctrl + Cでコピーします。そして他のレイヤーを選択してCommand/Ctrl + Vペーストします。この際に青い線(タイムマーカー)を0フレームに置いとくと編集しやすいと思います。
数値やキーフレームの位置を変えてアレンジ
あとはお好きにBendの数値を変えて曲がる角度を変化させたり、キーフレームをずらして更に自然な動きにしていきましょう。これで完成です!簡単でしたね。
ループを作るならLoopOut( )
今回は草のイラストしかなくワークエリアを調節すればループが完成しますが、もし他の要素もあり長い時間ループをさせたい場合はエクスプレッションパネルで「LoopOut( )」と打ち込みましょう。
やり方
Bend のストップウォッチをOption/Altをしながらクリックするとエクスプレッションパネルが出てくるので、「LoopOut( )」と打ち込めばキーフレームの動きを永遠にループします。
どうでしたか?CC Bend itはとても使いやすく便利ですよね。このエフェクトを知らなかった時はパペットツールで対応していました。もっとAfter Effectsの勉強が必要ですね。僕はループアニメーションが好きでいつも作っているのですが、最近作ったイラストアニメーションにもCC Bend itを使っています。
Dribbbleにあげているので良かったら覗いていってください。
https://dribbble.com/shots/10926801-Drive-Away-Simple-Loop-Animation?utm_source=Clipboard_Shot&utm_campaign=shunyakoide&utm_content=Drive%20Away%20%7C%20Simple%20Loop%20Animation&utm_medium=Social_Share
これからもAfter Effectsのコツなどをご紹介していこうと思います。
ではまた!