グラフィックデザイナーのSHUNYAです。
最近はジャンクのフィルムカメラやポラロイドを手に入れて、
自分でどこまで修理できるのかチャレンジしています。
ちなみに文系の僕は電気系統だけまだ、まだわからないことだらけですが
これからジャンク修理を通して勉強していくつもりです。
前回手に入れた、ポラロイド636Close Upは直すところはなくとてもよい商品だったのですが、
https://13creativ.com/junk_polaroid_636_close_up/
今回は、ポラロイド最高機種シリーズのSX-70に挑戦してみようと、
ネットで見かけたジャンクのSX-70 SONARを2500円で手に入れました。
単純に僕がSX-70を使ってみたかったからなんですが。
見てくださいこのボディ、カッコイイですよね。
オートフォーカスができるポラロイド、SX-70ソナー
ソナーには初代SX-70にはない、大きいスピーカーのようなもの頭についています。
これはコウモリのように超音波を使ってオートフォーカスをする事ができるモジュール。
シャッターボタンの上のスイッチを押すことで、マニュアルフォーカスにもできます。
MiNTというポラロイド用アクセサリーを販売している、
会社のウェブサイトでポラロイドの誕生日を調べたところ。
1978年11月9日
その当時オートフォーカスを備えた、カメラはどのくらいあったのでしょうか?
SX-70シリーズの特徴であるコンパクト性
左にあるヒンジを押し込むと簡単に折り畳めます。
ですが、ソナーは超音波部分がはみ出して折りたたまれるので正直大きいです。
基本的な機能は他のSX-70機種とあまり変わりません。
ポラロイド600シリーズのように露出の変更ができたりしますが、フラッシュが無いので
先程のMiNT製などのフラッシュが必要です。
ジャンクポラロイドの状態
SX-70ソナーの簡単な説明はこれくらいにして
今回手に入れたソナーの状態を紹介していこうと思います。
全体的に大きなキズなどはなく、結構いい状態です。
レンズは曇りとカビのようなものが奥の方に見えます。ローラーも清掃が必要ですね。
ファインダー内はチリと汚れだらけです。一番すごいのが匂いです。とてもかび臭いです。
フィルムを入れる前から、これは分解しないとだめだと悟りました。
フィルムを入れて緊張の動作確認
撮り終わったの空のフィルムを入れてみました。
動きました!
凄く音がうるさいですけど、ダークスライドもすぐに吐き出していい感じ、
しかし、フィルムを吐き出してくれません。
モーターが弱っているような感じです。
一番うれしかったのは、超音波でオートフォーカスが動いたことです!
フォーカススピードは今の一眼レフに負けないほど早いです。しかも正確です。
うるさいギアたちを直しました。
SX-70の右側に、フィルムを吐き出すためのギアたちを隠すカバーがあるのですが
これは簡単に持ち上げるだけで外すことが出来ます。
見えたところに、少しだけ油を射したら音が収まりました。
やりすぎると、底の電子部分まで行ってしますので注意が必要だと思います。
これのおかげでフィルムも吐き出してくれるようになりました。
あくまでも自己責任でお願いしますね!
治るまで長い道のりだと思いますが、せめてキレイに写真が取れるまでにしたいと思います。
修理する前に、一枚はフィルムを入れて撮ってみたいですね。
ではまた!
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追記
後日、このSX-70 SONARで撮影にいってきました。
結果はこうなりました。
芸術でしょうか?
オレンジの花を撮ったにも関わらず、海と砂浜を見せてくれました。
使用したのはPolaroid Originals COLOR FILM SX-70です。
実は、ローラーの部分でフィルムが引っかかって出てきませんでした。
2回ほどチャレンジしましたが、2回とも引っかかりました。
しょうがないので、SX-70 Alphaにフィルムを移して撮影しました。
▼フィルムを途中で交換する方法はこちらに書いています。
▼SX-70 Alphaでの作例をこちら載せています。
フィルムカバーの部品は簡単に取り外すことが出来るので、SX-70 Alphaと取り替えて
撮影してみたいと思います。
ではまた!
[…] ジャンク ポラロイドSX-70 SONARを買ってみた…13creativ.com […]